2020年9月26日(土曜/昼)
カラード・モノトーンduo サイレント映画の旅
上映作品:『カリガリ博士』(1920年ドイツ映画)
協賛:マツダ映画社 https://www.matsudafilm.com/
無声映画の関東流音楽の復活のため和洋楽団カラード・モノトーンを結成し、2001年ポルデノーネ無声映画祭に招聘されて以来、欧米諸国に招かれ好評を博しながらも一貫して弁士のサポートに努めました。しかし更に表現の幅を広げるべく、今回遂に欧米式の演奏のみでデュオによる作曲音楽と即興音楽の交わる独自な世界観を打ち出します。ジャズ/ロック出身の湯浅とクラシック出身の鈴木の演奏が映像とどう絡むかお楽しみ下さい。(湯浅ジョウイチ)
演奏家紹介 / カラード・モノトーン duo
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湯浅ジョウイチJoichi Yuasa / guitar
湯浅ジョウイチJoichi Yuasa / guitar
1987年東京国際映画祭でD.W.グリフィスの『国民の創生』の音楽制作・演奏を行って以来、無声映画用の楽団版音楽の復刻と制作に尽力している。楽団「カラード・モノトーン」を結成し、澤登翠や坂本頼光らの活動弁士と共に全国で公演。又、「ロックギタリストのためのJ.S.バッハ曲集」を出版している。ESPミュージカルアカデミー講師。
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鈴木真紀子Makiko Suzuki / flute
鈴木真紀子Makiko Suzuki / flute
桐朋学園大学音楽学部卒。フルートを峰岸壮一氏に師事。1994年オーストリアとスイスで国際フルートセミナーに参加、ファイナルコンサートに出演。モーツァルトのフルートカルテット全曲を阿部真也との共演にて演奏し、好評を博した。楽団「カラード・モノトーン」や芹洋子のアコースティックバンドのメンバーとして活動。順天堂大学交響楽団の木管トレーナー、東洋英和女学院フルート講師。
作品解説
第一次大戦後に製作されたドイツ映画復興の第一作。
奇怪なカリガリ博士が夢遊病者チェザーレを操って犯していく殺人事件の数々――それは精神病患者の青年フランシスの妄想だったのか?!
ドイツ表現主義映画の代表作、怪奇映画の原点とも呼ばれる作品。歪んだセット、光と影の映像、誇張した演技など、見どころ満載!
作品データ
『カリガリ博士』 Das Kabinett des Doktor Caligari
ドイツ映画 / 独・デグラ=ビオスコープ 50分
製作年:1919年(1920年公開)
製作:エーリッヒ・ポマー
監督:ロベルト・ヴィーネ
原作・脚本:カール・マイヤー、ハンス・ヤノヴィッツ
出演:
ヴェルナー・クラウス(カリガリ博士)
コンラート・ファイト(チェザーレ)
リル・ダゴファー(ジェーン)
フリードリヒ・フェアー(フランシス)