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ごあいさつ

  • 本格的な感染症対策を講じた新しいライブハウスを、
    202088日、東京の本郷・壱岐坂にオープンします!

    本気でライブハウスを作ろうと決心したのは、今年(2020年)の5月半ばのことです。4月初めに緊急事態宣言が出て、さらにそれが延長されることになり、政府や東京都のやり方に不満を覚えていた私は、親しくしているジャズミュージシャンに働きかけて、「ミュージシャンのライブ活動を推進・支援する会」をフェイスブック上に立ち上げました。私がいくつか問題提起しまして、論議を重ね、忘れもしない5月12日に小池都知事あてに嘆願書を出しました。記名してくれた方は170名。三箇条の要望を突き付けました。「ライブハウスに対する誤解を晴らし、休業要請を解除せよ。ミュージシャンに失業手当を支給せよ。野外音楽堂での無観客コンサートに協賛せよ」
    しかし、小池都知事の反応はなく、まさにナシのつぶてでした。で、その時に、これからのライブハウスはどうあるべきかを私なりにいろいろ考えました。その流れで、自分でミニシアター型のライブハウスを作りたくなり、作ることになってしまったわけです。
    よりによってこんな時期にライブハウスを作るなんて、どうかしているよ、頭がおかしいんじゃない、と多くの人から言われました。冷静に考えると、自分でも確かにそう思います。でもまあ、老後の貯金を下ろし借金までして都心にライブハウスを作る決心をした以上、どこにもないような素晴らしい店にしようと思っています。ご支援のほど、よろしくお願いします。

    店長・藤井秀男

感染症対策ご紹介

  • 対策1: 防音仕様の換気設備

    ドアや窓を閉め切った密閉空間では、換気をどうするかが問題になります。地下にある多くのライブハウスでは、休憩時間にドアを開けて換気に努めています。
    ボンクラージュは1階にあるので、防音と換気という矛盾した二つを解決することができました。天井に外気吸入用ファンと排気ファンをそれぞれ三ヵ所取り付け、天井裏にダクトを配管し、外壁の開口部から空気を入れたり出したりさせます。音が漏れないように開口部は特別製の防音カバーで覆います。これで、演奏中でも空気の入れ替えができます。

  • 対策2: 大型空気清浄機の設置

    ホール内の壁には三台の空調機を置き、空気を対流させますが、空気をきれいにするため、空気清浄機を客席の後ろの壁に取り付けます。70平米の広さに対応する業務用の大型機です。ダスキンほづみという会社の製品で、消臭と集塵の効果も抜群だと言っています。購入したら高価でしょうが、レンタルです。

  • 対策3: 紫外線ライトの照射

    問題は、空中に浮遊したり物に付着している細菌やウィルスをどう殺すかということです。消毒液を噴霧状にしてまき散らすわけにもいかないでしょう。そこで、科学的にも殺菌作用が証明され、医療現場や保育所や福祉施設などで使われている紫外線ライトを導入することにしました。長細いタイプのライトを2本、天井からぶら下げます。30分くらい照射すると効果があるので、ライブ開始前と休憩時間と終了後に照射タイムを設けます。紫外線は長時間直接人の肌に当てると害があるので、人のいない時や移動する時に用います。

  • 対策4: 備長炭のパワー

    備長炭のさまざまな効力は、ご存知の方も多いと思いますが、消臭と除菌作用があります。表面にある無数のミクロの穴が、塵やカビや臭いの粒子や、細菌など吸い込みます。私はかつて備長炭の研究をしたことがあり、いろいろな使い方を試して、その威力を知りました。今でも自宅や車の中にはたくさんの備長炭を置いて、快適な生活空間で過ごしています。ホールの四隅に、大量の備長炭を入れた籠を置きます。それだけでは殺風景なので、ドライフラワーを生けることにしました。