2020年10月28日(水/夜)
黒沢綾&山本玲子 duo
優しく厳かに、時にメランコリックな世界観が垣間見えるデュオ。クリスタルヴォイスとクリスタルヴァイブによる、インストゥルメンタルとヴォーカルの隔たりのない美しいアンサンブル。繊細に紡ぎ出され、立体映像的な印象を残すサウンドに没入体験しませんか。オリジナル、Fred Herschのナンバーなどをお届け。心ゆくまでお楽しみください。
メンバー紹介
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黒沢綾Aya Kurosawa / vocal
黒沢綾Aya Kurosawa / vocal
ピアノ教室を営む母のもとに生まれ幼少時より音楽になれ親しみながら育つ。
なによりも歌うことが好きな子供だった。
高校までにピアノや声楽を学んだのち、尚美学園大学JAZZ&POPSコースに進学。
自然な流れでジャズに出会い傾倒しながらも、幅広いジャンルの影響を受ける。
04年、同コースを主席で卒業。
在学中からプロとして活動を始め、マルチな音楽能力を発揮している。
懐かしさと新しさが同居するクリスタルボイス、軽やかなスキャット、クラシックで培った伸びのある高音、など魅力は尽きずどんな曲でも彼女の色に染めてしまう。
上田力(P)のプロジェクト「Jomim my love」に、05年より正式加入。
07年、アルバム「CHEGA DE SAUDADE」に参加。
近年はピアノ弾き語りによる活動、楽曲制作にも力を注いでおり09年2月、全曲オリジナルによるミニアルバム「うららか」をリリース。
彼女から放たれる母なる世界観を詰め込んだこの1枚は、幅広い層に支持され好評を博している。
好奇心に導かれるまま、オリジナルの弦楽アレンジに挑戦し09年渋谷JZbratでのライブを成功に収めるなど、音作りに余念がない。
現在は、自らのトリオ「あやとり」(佐野俊介e-bass、工藤悠drums)タップダンサーkurikoとのユニット「utap's」をはじめ、様々なプレイヤーとのライブ活動を展開。
枠にとらわれない音楽人として、プレイヤー陣の信頼も厚い。
公式WEBサイト http://aya-nasu.cocolog-nifty.com/ -
山本玲子Reiko Yamamoto / vibraphone
山本玲子Reiko Yamamoto / vibraphone
埼玉県出身。4歳よりピアノを、12歳より吹奏楽部入部をきっかけに打楽器を始める。
埼玉県立大宮光陵高校音楽科打楽器専攻卒業後、東京音楽大学器楽科打楽器専攻入学。
もともとはクラシックの打楽器を学んでいたが大学在学中より、vibraphoneに興味を持ち始め、2002年、米国ボストンのバークリー音楽大学で開催されたKeyboard Mallet Festivalに参加し、バークリーへの留学を決心。
2003年2月にWorld Scholarship Auditionを受け、奨学金を獲得。留学に向けJazz理論を本格的に学び始める。
大学卒業後は、Jazzを学びつつもクラシックの打楽器奏者として打楽器アンサンブル等の演奏活動や、TV番組のレコーディング、NHK教育テレビの“クインテット”には、楽器指導として番組開始当初より留学するまで携わる。
2005年に渡米。バークリー在学中は、学内外でリサイタルやコンサート、レコーディングに参加。
また、2007年1月にニューヨークで開かれたIAJEでは、タイガー大越氏率いるアンサンブルのメンバーとして、氏のクリニックで演奏、好評を得る。
2006年春、Most Active Mallet Player賞を受賞、受賞記念コンサートで演奏。
2007年春、Professional Achievement Awardを受賞。
同年5月、バークリー音楽大学Professional Music専攻を首席で卒業。
透明感のある純粋なvibの音色は、ファンだけでなくミュージシャンなどからの評価も高く、また作曲家としても様々なジャンルを書きこなし、美しい旋律を紡ぎ出すセンスは支持を得ている。
主な共演者は、ロン・カーター(b),寺井尚子(vln), 宮川彬良(p,作編曲家), 山下洋輔(p)など。寺島レコードよりリーダーアルバム『Tempus Fugit』、『Wilton's Mood』が発売中。
公式WEBサイト http://reikoyamamoto.net/